私がトレーナーの仕事を目指すようになったきっかけは、中卒でもできる事で手に職をつけたいから、という自分本位なものでした
小さいですが、豆知識のようなものではなく体の仕組みをきちんと知り自分や友人のために役立てたいという気持ちもありました
現場に立ちパーソナルトレーナーの仕事をしていく中で
自分の身体と真に向き合い努力をしている人は少なく、他力本願で痩せたいと思っている人がほとんどだということを知りました
自分もそうだったので良くわかります
それでも「あなたに会いにきてるのよ」「話すだけでリフレッシュできる」という声もあり
パーソナルトレーナーとは本来、心を癒す仕事なのかもしれないと思うようになりました
他力本願にも理由があり
人間という生物はもともと、生命維持を一位とする心身の作りになっており
本能が、神経が、ホルモンが(ダラダラしようよ)と脳に指示を出しているらしいのです
誰の手も借りず何の理由もなくしては、トレーニングは続かなくて当たり前なのです
話はそれますが
私の人生のターニングポイントと呼ばれる大きな出来事には常に【精神疾患】というものがありました
自分自身ではなく、友人の自殺・実の母親のパーソナリティ障害・友達のリストカット痕…
精神疾患の人とは関わりたくない、巻き込まれたくないと思う反面
こんなにも大事な場面にいつも精神疾患の陰があるというのは、立ち向かわなくてはならない私の運命ではないかと思うようになりました
とはいえ、すべての人の話を聞いて周り
ひとりひとりを癒すことなど、精神科の医師でもない私には途方もない話です
人を治す前に、自分のメンタルが崩れ落ちます
そこで私は【心と身体のつながり】に着目し
その仕組みづくりをしようと考えました
ジムに来る人たちは、やる気があるとは言えない人でも運動が終わると生き生きした表情で
「行きたくなかったけど、やっぱり来てよかった」と帰っていきます
運動をすると心がスッキリするという仕組みには理論があり、現在では精神科医もジムに行くことを勧めておられるようです
もちろん時間と金銭的な余裕がある人はジムやパーソナルトレーナーやサークルなどを利用できます
それができない人、例えば産後や子育てに奮闘中のお母さん・お金がなく日々の生活に追われ運動どころではない人・精神的に疲れ大勢の人が行くところに行きたくない人…などにも
体を動かし、健康的な生活を手に入れ、自分の理想のスタイルを叶え、幸せを目指すことができます
『自分の心の健康を自分で守る』
誰もが持っている可能性・権利のその一歩の後押しになれる仕組みを作っていきます
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